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青葉区版 公開:2014年9月11日 エリアトップへ

食肉加工を手がける(株)シュタットシンケン会長で、横浜マイスターに認定された 中山 一郎さん 奈良町在住 65歳

公開:2014年9月11日

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「美味しい」求め、日々前進

 ○…「努力してコツコツやってきたことが認められた気がして嬉しかった」。マイスターの称号授与式後に行われた試食会では、会場の方々から「美味しい、美味しい」と感嘆の声も。列席した徳江雅彦青葉区長からも「マイスターに相応しい」と太鼓判を押された。「自分の作ったものを『美味しい』って食べてくれるのは本当に嬉しい。今後もさらに安心、安全なものを提供していきたい」

 ○…小学2年生の時、肉の卸売業を営む父親が市場で買ってきたソーセージの味に衝撃を受けた。「世の中にこんな旨いものがあるのかって感激したよ。俺もいつか専門店をやりたいと思った」。実家の仕事を手伝いながら独学でハム・ソーセージ作りに没頭した20代。「冷蔵庫を改造して自前の燻製器を作ったり、でも失敗ばかりだった」。そんな中、同業者の紹介で「師匠」に出会う。「食べた時にあっ、この味だって」。弟子入りを志願するも当初は無視された。「掃除や皿洗いを勝手にしてね、2年後にやっと認めてくれた」と修業時代を懐かしむ。

 ○…「シュタットシンケン」とはドイツ語で「街のハム屋さん」との意味。39歳の時、青葉台に開店した。「始めは売れなくて、お客さんにこんなのハム・ソーセージじゃないって、自信をなくしたよ」。夜中にチラシ配りをしたり、ランチを始めたり、売上を伸ばそうと奔走した。「5年くらいして徐々にリピーターも増えた」。50代前半にはドイツの食肉加工コンテストなどで金メダルを受賞。現地の新聞社から絶賛された。

 ○…横浜産の豚肉「はまぽーく」と地場野菜を使用した新商品「横浜野菜フランク」の普及に力を入れる。早速、キャベツとトマトで試作。「青葉区民まつりに出店して地産地消もPRしたい」と意欲的だ。現在、自宅に加工場やピザ釜などを完備した「隠れ家」を建設中。「もっと、もっと美味しい物を作っていきたい」。美味追及に終わりはない。

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