9月末に閉鎖された「横浜青葉スポーツ広場」=下谷本町=の代替施設「青葉スポーツプラザ」が12月7日、荏田西にオープンした。青葉区制20周年記念事業の一つで、学校予定地の空き地を再整備し多目的グラウンドに。各競技の大会会場として利用されるが、テニスコートがなくなるなど課題も残る。
青葉スポーツ広場は1999年に横浜市道路局が「横浜環状北西線」の着工前までを条件に整備。無料で区に貸し出していた。同広場は敷地約3万2千平方メートル内に多目的グラウンド(約1万平方メートル)やゲートボール場2面(約5600平方メートル)、テニスコート4面(約1万平方メートル)、駐車場などが設置。2013年度の利用者は約7万人にのぼり、少年野球やサッカー、大人のテニス大会、ゲートボールなどに利用していた。しかし、横浜青葉インターチェンジ周辺の工事準備に伴い閉鎖された。
青葉スポーツプラザの敷地面積は、1万1723平方メートルで、土日は少年野球やサッカー、平日はグラウンドゴルフやゲートボールに使用される。自治会町内会のイベントで利用することも可能だ。
地域振興課のスポーツ・施設担当者は「スポーツだけでなく地域交流の場としても活用してほしい」と利用を促している。
広場閉鎖で課題も
1年間で約2万人が利用していたスポーツ広場のテニスコート。代替施設にはコートがなく、一部のテニス利用者らが同広場の閉鎖で困惑している。青葉区硬式テニス協会は同所で年間6回の大会を開催し、千人以上の参加があった。現在は、長坂谷公園(緑区)や都田公園(都筑区)など区外で大会を行うなど会場の確保に苦慮している。
同協会の河野唯通会長(62)は「(北西線の)工事着工前までの条件は分かっていたが、いざ閉鎖となると大会会場の確保などが難しい。区外では移動に時間もかかるので新たに整備してほしい」と声をもらす。
区担当者はテニスコートについて「4面で1千万円以上かかる整備費が高額であることなどを理由に多目的グラウンドとした。(コートの整備予定は)今のところない」と話している。
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