青葉区新石川にたまプラーザキャンパスを構える国学院大学が、あす1月2日、3日に行われる第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する。前回は10区で繰り上げ出発を喫した国学院。陸上競技部の前田康弘監督は「今年は夏合宿で過去最高の走り込みを行い、大きく成長した」と話し、3年ぶりのシード権奪還を目指す。
予選は2位通過
今回は5年連続9度目の出場になる。前回に引き続き2年連続で予選会からのスタートとなった。「前回大会では襷が途切れてしまい、非常に悔しい思いをした。予選会で『やれる』と示したかった」と湯川智史主将(4年)。10月の予選会で47校中2位という好成績を残し、本戦への出場をつかみ取った。前田監督は「いい流れができて良かったが、予選はあくまでも通過点」と本番を見据える。
過去最高の走り込み
昨年、エースとしてチームを引っ張った寺田夏生前主将が卒業し、前田監督は「今年はエース不在のチーム」と指摘する。その分、よりまとまりのあるチームへと成長を遂げた。「4年生を中心に選手、スタッフの認識が一致した。危機感を共有したことで、攻めの合宿ができた」と湯川主将。昨年に引き続き、強豪・駒澤大学と合同で行った夏合宿では徹底的に走り込み、「過去最高の練習量」を達成した。また、トップクラスの選手と一緒に練習したことで湯川主将は、「走りのレベルアップはもちろん、自信をつけることができた」と成長を実感する。
理想的なバランス
「今回のメンバー構成はだいぶ理想に近くなっている」と前田監督。4年生が最も多く、下級生が各学年バランス良く名を連ねる。「上がしっかりし、勢いのある下級生もいる」。出場を重ねてきたことで、「国学院で箱根に出たい」と入学してくる学生も増え、「いい循環になってきた」と手応えを口にする。「まずはシード権の獲得。できれば9位以内を目指したい」。成熟期に入りつつあるチームは明日、箱根に昨年の雪辱を果たしに行く。
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