神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2015年1月1日 エリアトップへ

「吉野家」支える地場食材 食の安全、品質確保へ

経済

公開:2015年1月1日

  • LINE
  • hatena
「規格にあった白菜を収穫します」と日高社長
「規格にあった白菜を収穫します」と日高社長

 オレンジの看板が目印の大手牛丼チェーン「吉野家」。同店で提供される米やタマネギ、白菜、青ねぎなどの一部を生産している会社が、区内鴨志田町にある(株)吉野家ファーム神奈川(日高敬一社長)だ。

 生産から消費まで自社で行うことで、食の安全と品質の確保につながるとして、2009年に設立。牛丼に欠かせないタマネギの生産を鉄町の農地(約3200平方メートル)でスタートさせた。6年目を迎え、タマネギや白菜、青ねぎなど「吉野家野菜」のほか、地元スーパー向けのレタス、小松菜なども生産している。規格に適した食材は埼玉県にある吉野家のセントラルキッチン(加工工場)に運ばれ、関東地方を中心とした700店以上で消費者に提供。昨年12月には恩田町の畑で白菜の収穫が行われ、約10トン分が加工工場へ運ばれた。牛すき鍋膳やサイドメニューのキムチ、お新香に「恩田産白菜」の一部が使用される予定だ。

 耕作地は現在、鉄町や恩田町、寺家町など区内のほかに、秦野市、伊勢原市などにも広がり、当初の10倍にあたる約3万2000平方メートルで米や野菜作りに取り組んでいる。吉野家ファーム社員で青葉区内の農家・金子栄治さんは「地元だけで農業をやるより、しっかりとした大企業とタッグを組むメリットはある」と話す。実際に小松菜など新たな野菜作りも行い販路を拡大しているという。

本格的な米作りに参入

 牛丼のタレが浸透しやすく、粘り気の少ない米「みつひかり」の本格的な栽培に、今春から取り組む。山梨県で地元のJA梨北と連携し、約5万平方メートルの土地で米作りを開始する。3月下旬から現地へ社員を派遣し地元農家らと協力していく方針だ。

 日高社長は「神奈川の耕作地全部より大規模な土地での米作り。水も良く、日照時間も長いので美味しい米ができるはず」と期待を膨らませている。

青葉区版のローカルニュース最新6

平和のバラ展示会

平和のバラ展示会

29日まで、寺家ふるさと村

4月25日

新入消防団員28人が研修

新入消防団員28人が研修

地域防災の一役を担う

4月25日

好成績 区長に誓う

好成績 区長に誓う

日体大SMG横浜

4月25日

今年もこいのぼり元気に

下谷本町の緑道

今年もこいのぼり元気に

藤が丘の飯田さんが掲揚

4月25日

平面作品を募集

平面作品を募集

あおば美術公募展

4月25日

詐欺被害防止に一役

詐欺被害防止に一役

青葉区薬剤師会

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 目のお悩みQ&A

    コラム㊻専門医が分かりやすく解説

    目のお悩みQ&A

    『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

    4月25日

  • 幸福と訳すな!ウェルビーイング

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

    幸福と訳すな!ウェルビーイング

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    4月25日

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.10 専門店の「ニセモノ」にご注意を!

    4月25日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook