神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2015年2月26日 エリアトップへ

青葉消防署管内 寒暖差ショック死10人 患者大半が入浴時高齢者

社会

公開:2015年2月26日

  • LINE
  • hatena

 青葉消防署(齋藤俊彦署長)によると、この冬、区内で入浴中に溺水し救急対応が必要となった事故が今季(2014年10月〜15年2月20日)26件起きていることが分かった。入浴時などの寒暖差で起こる「ヒートショック現象」が原因とし、注意を呼びかけている。

 冬場に起きやすいとされる「ヒートショック現象」により脳卒中や心筋梗塞を発症し、浴槽内で溺れるなどして救急搬送された患者26人のうち、10人が死亡、11人が重篤になっている。患者の約8割にあたる21人が70歳以上の高齢者だ。2月に入ってからの死亡者は5人で、増加傾向となっている。同署は「気温が下がっている影響ではないか。特に高齢者は気をつけてほしい」と話している。

 「ヒートショック現象」とは、急激な寒暖の差(温度の変化)により血圧が上昇や下降を繰り返し、脈拍が早くなる状態のこと。冬場の冷えた浴室やトイレなどで発生しやすく、脳卒中や心筋梗塞などにつながる。特に入浴時は、温かい室内から寒い浴室に移動した際に血管が収縮し血圧が上昇。熱い浴槽に浸かることで血圧が急降下する。このような血圧の乱高下によって脳卒中や心筋梗塞が引き起こされ、そのまま浴槽内で溺れてしまうこともある。

「脱衣所暖めて」

 同署では事故を防ぐ方法として「脱衣所に暖房器具を置き、室温を上げる」「入浴前に浴槽の蓋を開けて浴室内を暖める」などを挙げている。高血圧や不整脈の人は事故が起きる可能性が高いとし、「入浴中に家族が様子を見るようにしてほしい」としている。また、飲酒直後は脳卒中も起こりやすくなるため、特に危険だ。同署は「家族でヒートショックのことを認識し、対策することが大切」と呼びかけている。
 

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook