神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2015年4月9日 エリアトップへ

〈地方選〉低迷する投票率【3】 「”選挙に行く”を文化に」 この連載では、投票率の低迷する地方選挙について全3回で取り上げます。

政治

公開:2015年4月9日

  • LINE
  • hatena
地方選に向け活動する高校生メンバー
地方選に向け活動する高校生メンバー

 4年前に行われた横浜市議会議員選挙の20代の投票率は30%未満。若い世代の投票率低迷は喫緊の課題だ。若者の選挙離れを阻止すべく”若者側”からも、政治関心を持つきっかけづくりが始まっている。

 中区に拠点を構えるワカゾウ(佐藤章太郎代表)が仕掛けるのは「センキョ割」。20歳から35歳までを対象に、投票証明書(またはその写真)を参加店舗で提示すると優待が受けられる仕組みだ。12年の衆議院議員総選挙に向け埼玉県で初めて実施し、翌年から横浜を中心に3度行っている。全国各地にも広まりつつある。

 「まじめに選挙を考えるべきという人からは批判もあるが、それが逆にブレーキになることも。行ってから考え始めるきっかけが必要」と話すのは佐藤代表。根底には、将来を担う若者が政治参加しなくては社会が持続できなくなるという危惧がある。「センキョ割はあくまで動機づけ」。目指すのは選挙の印象を変え、活気のある祭事として認識させること。”投票に行く文化”を定着させることだ。

 現在、参加店舗は着実に増え、昨夏の参議院議員選挙では市内で143店。今回はそれを上回る予定だ。「参加店からは、家族や商店街内で政治の話をする機会が増えたと聞く。関心を持つきっかけになっていると感じる」と話す。

高校生がきっかけ作り

 運営を支える多くが、考えに共感した高校生。チラシ配りや意識調査などを行う。「県知事や市長の名前すら知らない高校生も多い」と話すのは久保田惟(あり)さん(18=川崎市)。地方選はメディアの扱いも少なく関心が薄いと指摘する。地方選に限らず、意見が反映されにくく感じ、投票に価値を見いだせない若者の声も耳にするという。「難しいと思われがちな政治も、分かりやすく広めれば関心を持つと思う。選挙の印象を変えるイベントが出てくれば」と期待を寄せる。 (了)

青葉区版のローカルニュース最新6

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

発達障害の小児外来リハ

青葉さわい病院

発達障害の小児外来リハ

4月1日に新設

4月18日

インスタ 基本と活用

インスタ 基本と活用

市民活動支援講座

4月18日

映画で学ぶ英会話

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook