NHK杯全国高校放送コンテスト神奈川県大会が6月13、14日に行われ、県立元石川高校放送部の大江修平君(2年)がアナウンス部門で、臼井風海(ふうな)さん(2年)がラジオドキュメント部門でそれぞれ入賞。7月20日から23日まで開催される全国大会(東京都渋谷区)への出場を決めた。同部からの全国大会出場は、2年連続。
大江君が出場したアナウンス部門は「校内放送」をテーマに、自作した原稿を審査員の前で決められた時間内で読み、その内容とアナウンス技術を競う種目。130人が出場した。
今春、同校に赴任した民間企業出身の岡部佳文校長を取材し、原稿を作成した大江君。校長が進めている、アントレプレナーシップ(起業家精神)教育について紹介した。そのタイムリーな着眼点と原稿内容が評価され、5位入賞を果たした。全国大会に向け、原稿を若干修正したという大江君。準決勝以上は大会記念CDに収録されるため「いい記念になるので準決勝に進出したい」と話し、アナウンス練習に励んでいる。
自由にテーマを決めて取材し、7分の番組に仕上げるラジオドキュメント部門。臼井さんは、「18歳選挙権」をテーマに設定し、同校生徒約240人にアンケートを取ったほか、桐蔭横浜大学の法学部教授にも取材を敢行。法案が提出された理由や課題、当事者となる同世代の意識をまとめて1本の番組に仕上げ、3位に入賞した。審査員からは、テーマ設定自体を評価されたものの「まとめ方が甘いという指摘を受けた」とも。同部門は事前に制作した作品を提出する必要があるため、すでに全国大会用の修正版を提出済み。「同じ高校生たちに『なるほど』と思ってもらえれば」と期待する。
顧問の海部弘教諭は「2人ともまだ2年生。まずは初戦突破を目指して頑張ってほしい」とエールを送る。
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