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青葉区版 公開:2015年7月9日 エリアトップへ

横浜美術大学4年、絵本公募展「ピンポイント絵本コンペ」で優秀賞を受賞した 高橋 祐次さん 鴨志田町在住 21歳

公開:2015年7月9日

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きらめく感性 色鮮やかに

 ○…どこか、くすんだトーンの色遣いと質感が伝わる独特のタッチ。現役イラストレーターである担当教諭に「群を抜いている」と言わしめる技量の持ち主だ。かつては尊敬する洋画家・赤木曠児郎(こうじろう)氏の影響を受けペンや透明水彩絵具を活用していたが、最近になって「アクリルガッシュ」を用いた作風に。「自分はこの方が好きだなと思って」とあっけらかんと笑う。

 ○…もともと、物語を創ることが好きだった。愛知県豊橋市で生まれ育ち、小学生のときは人気漫画『ワンピース』の模写に没頭した。その腕前はクラスメイトたちから「描いて!」とせがまれるほど。高校時代には漫画も描き始めたが、当初は一般の大学を受験するつもりだった。「でも頭もよくなかったし、楽しくなかった。好きなイラストを大学でも学びたい、と思って」と、美大に進路を切り替えたのは3年の夏のことだ。浪人覚悟で予備校にも通わず、独学で臨み見事合格。現在は横浜美術大学イラストレーションコースに籍を置く。

 ○…ホームシックになったことがない、と鴨志田町での一人暮らしを満喫中。「実家では自分の部屋がなかったので、それだけでも嬉しい」と屈託なく微笑む。学校でも家でも毎日絵を描く創作漬けの生活。現在は3冊目の絵本制作に取りかかる。「寝る時とバイトする以外はずーっと描いている。ページを増やしちゃったので苦しくて」と苦笑い。行きづまったら、近所を散歩。鶴見川沿いで気分転換することも。「歩いている方がいろいろ思いつく」。今回の受賞作の大きな転換点も、散歩中に決めた。

 ○…「絵本にかかわる仕事がしたい」と夢を語る。授業で行った製本も「わりと好き」。近く、本の表紙を描くコンクールにも出品予定だ。誰かの作品にイラストをつけるのもいいが、理想は絵本作家として一から自分の作品を手がけること。「絵を描き続けたい」。強い眼差しをみせた。

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