司法書士事務所を営み、横浜田園ロータリークラブの会長に就任した 飯島 正巳さん 美しが丘在住 68歳
自分の色を少しずつ
○…約6年前に、同級生の誘いでクラブに入会。「まだロータリークラブ全体について学んでいる最中」と謙遜しつつ「今までやってきた事業にプラス1の取り組みができれば」と意気込みを見せる。現在、会員は18人。「若い人に入ってもらえるような組織を目指す」。会員増強に向け、新しい取り組みも検討中だ。
○…59歳で退職するまで、約40年間法務局に勤務。不動産や法人の登記、国籍などさまざまな業務を経験した。人権擁護を担当していた時は、トラブルによる訴訟に向けた相談などを受けていた。多種多様な案件を経験する中で「『この人は何がしたいのか』ということをよく考えて話を聞くようになった」。退職後は、話を聞いて手助けができる司法書士の道を選んだ。「依頼者が求めていることをしっかりとくみ取って間違いのない仕事を心がけている」
○…生まれも育ちも新石川。現在は、孫を含めて家族7人で暮らしている。「孫とお風呂に入るのが一番の楽しみ」と笑顔をこぼす。地元への愛着も強く、趣味は祭囃子だ。40年前に伝統芸能を復活させようという機運が地域で高まり、練習会に参加。練習の進行が速く、仕事と両立ができずに脱落する人がいる中、その魅力にのめり込んでいった。今も、毎週子どもたちに太鼓の指導をしている。「何よりも基本が大切。先輩に教えられたことをそのまま伝えていく責任がある」
○…課題である若手の入会を促進するため「わからないことをわからないと言える雰囲気を作りたい」。気楽に参加できる集まりを企画し、ベテランに自然な会話の中で経験を語ってもらうことで、若手との意思疎通を図るという。また「楽しい集まりだと思ってもらえるように」と、家族を含めた交流イベントなどを増やしていく予定。自身の性格を「守破離で言うと『守』だと思う」と表現。先輩に教わったことをしっかりと継承しつつ、少しずつ自分の色を出していく。
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