元教員でパラリンピアンの河合純一さんを招いた講演会「夢追いかけて」が10月6日、美しが丘中学校(高橋和則校長)で行われた。
河合さんは、パラリンピックの競泳種目に6大会連続出場し、金メダル5個を含む21個のメダルを獲得したほか、全盲の障害者では全国で初めて公立中学校の教師になった。この日は全校生徒と保護者ら約300人が参加し、河合さんの話に耳を傾けた。
河合さんは先天性の病気により、生まれたときから視力は右目のみだった。5歳のときに水泳を始め、徐々に頭角を現した。「教育者になりたい」という夢を持つようになった15歳のとき、右目の視力を失ってしまった。
当時のことを「どうやったら夢を叶えることができるか、真剣に考えていた」と振り返った河合さん。さまざまな努力を重ねて「教師になること」と「水泳で世界一になること」の2つの夢を叶えた。「夢をいつまでに叶えると決めることで、周りも協力してくれる。10年頑張り続ける覚悟があれば、必ず夢は叶う」と呼びかけた。
藤井賢太郎君(3年)は「失明しても努力を続け、金メダルを取ったのは精神的にすごく強いと思った。自分たちも最大限の努力をしていきたい」と感想を語っていた。
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