広島・長崎の原爆投下から70年、荏田町の米軍ジェット機墜落から38年になることを受け、「2015 平和のつどい」が10月4日、山内地区センターで開催された。同実行委員会が主催で、約130人が参加した。
当日は米軍ジェット機墜落事故で、妻の悦子さんが重傷を負った椎葉寅生さんが講演した。また、横浜市の教職員らメンバーによる合唱サークル「ひこう船」が、憲法9条を題材にしたコーラスなどを披露した=写真。その後、今春の核不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせて実施された「NPTニューヨーク行動」の参加報告を、新日本婦人の会会員らが行った。
会の最後には、平和・基地問題のジャーナリスト、布施祐仁(ゆうじん)さんが安保法成立を受けて講演。自衛隊のイラク派遣を振り返ったほか、若者や学者、母親らによる、同法をめぐる反対運動の広がりについて話した。
講演を終えた椎葉さんは「今でも妻は飛行機が通るたび、びくびくしている」と話し、「消費税増税の一方で進む、オスプレイ配備等による軍事費増加を憂慮する」とした。原水爆禁止横浜北部協議会の塩野明夫事務局長は、「2年後には、横浜の米軍機墜落から40年になる。風化させず次の世代に引き継いでいかなければならない」と語った。
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