奈良町の障害者施設「青葉メゾン」や奈良地域ケアプラザ、奈良上自治会ら地元住民、地元病院による合同イベント「オータムフェスタ」が10月24日、同施設周辺で開催された=写真。
秋のイベントは各団体が別会場でそれぞれ開催していたが、同一会場での合同開催は今年初。今回は地元の緑協和病院が加わり、同一会場で開催しようと準備が進められてきた。
当日は軽食や作業所の物販などの露店が多数出店。青葉メゾン内のステージでは、同病院の成川有一院長や社会福祉法人友愛会=福島県双葉郡=寺島利文施設長が講演。東日本大震災の被災施設としての経験や、認知症予防について講話した。
対立越え 歩み寄り
青葉メゾンは20年ほど前、建設をめぐって住民の反対運動が起きた施設。建設後、行事交流や住民による隣接の地域ケアプラザ利用などを通じて、両者の関係が次第に築かれていった。開所当時、別々に開催していた祭りは、10年ほど前から日程を合わせるようになり、今年初めて1カ所の会場に集約させた。
奈良上自治会の竹田住夫会長は「催しを通じて交流できるのはいいこと。反省も含めて一緒に良い方向に進みたい。これから『奈良一番の祭り』と言われるぐらいにしていければ」と笑顔を見せる。青葉メゾンの中西晴之施設長も、祭りを地域貢献の柱にしたいと考える。「福祉と医療、住民がつながり、生きづらさを抱える人へも思いを発信できる場にしたい」と語った。
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