県立市ケ尾高校女子バスケットボール部が、1月に行われた神奈川県の新人大会で準優勝し、2月6日(土)、7日(日)に開催される関東大会への出場を決めた。新人大会での関東出場は同部初となる。
同部は、昨年11月に行われた地区予選を1位通過し、シード権を獲得。県大会の組み合わせでは、第1シードの旭高校のブロックに入り「旭を倒すことしか考えていなかった」と、主将の吉岡美樹さん(2年)は振り返る。持ち前の粘り強いディフェンスからリズムを作り、初戦、3回戦ともにロースコアで快勝、4回戦の旭戦も56―45で勝利をおさめた。準決勝の横浜清風戦までは1週間あいたため毎日ビデオを見て研究を重ね、56―56で延長戦の末、65―60で清風を下した。同日に行われた決勝の金沢総合戦は、この試合で19得点をあげた副主将の末次礼奈さん(2年)の先制でスタート。市ケ尾の堅実な守りで一進一退の攻防が続くが、連戦の疲れが見え始めた第3クオーター終盤から徐々に点差が開き、42―50で惜敗した。吉岡さんは「個の力を強化して、チームみんなで戦い抜くことと、2試合走り切る体力をつけることが課題」と前を見据える。
同部では初となる神奈川県2位、新人大会での関東出場をつかんだ今大会。「他のシード校と違い、中学時代に実績がある選手がいない中で強豪に勝てたことは大きい。最終目標はインターハイで勝つことなので、自信をもってほしい」と塩田敬一顧問は話す。普段の活動では体育館が使用できる日も時間も限られている中で、男子部とともに練習に励む。大会の日は互いに応援に駆けつける、仲の良さも特徴だ。末次さんは「先輩の代からディフェンスを頑張るチーム。地道にコツコツやる、市ケ尾らしい伝統を守っていきたい」と話す。吉岡さんは「ベンチのみんなが明るく声をかけてくれることが力になる。細かい部分にも目を配って、チームを引っ張っていきたい」と意気込みを話した。
関東大会は2月6日、7日に小田原アリーナで開催。群馬県の高崎女子高校と対戦する。
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