藤が丘の着物店「わかやぎ」では「浜なし染め」のスカーフを制作している。
浜なしは、横浜市で認定された果樹生産者団体の統一ブランド。同店では8年ほど前から地元農園の提供を受け、浜なしの木の枝を使った染物製品づくりに取り組んでいる。
毎年、つぼみを持つ前に剪定された枝を使っており、1月末頃に染めあがる。枝は日が経つと水分がなくなり固くなるため、切り出してから2〜3日で染めるのが望ましいという。染料を定着させる「媒染剤」には椿を燃やした灰を使用。「一番相性がいい。自然の染物は色があせても優しい色味をしている。横浜の名産になってほしい」と店主の佐々木俊美さん=写真=は願いを込める。
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