奈良小学校4年生を対象に3月22日、視覚障害の理解を深める授業が行われた。
4年次の国語で点字や視覚障害を扱うことから行われたもので、当日はアイマスクをした児童を同級生が声掛けしながら校舎内を誘導したほか、福祉教育をボランティアで行う「てんとー虫」(杉山尚子代表)が点字の体験授業も行った。
4年3組で点字を教えた同団体の井原ユキ子さんは、1マス6つの点で文字を表すルールを説明。児童はその後、名前の表記に挑戦し、点字板と点筆(てんぴつ)を使い、集中して打っていた。
授業を終えた小瀬村(こせむら)奏音(そお)君と上村真琴さんは「目が見えない人の不便な生活が分かった」「点字を覚えれば、目が見える人と見えない人が関わりを持てていいと思った」などそれぞれ感想を語っていた。
一方、杉山代表は「点字という文化があることを知ってもらえた」と感想を述べた。また、「子どもたちは普段、視覚障害者に意識を向ける機会がないと思うが、駅や街中に点字があることに気付いてほしい」と話し、「それが、さまざまな障害者が同じように生活していることに意識を向けるきっかけになる」と授業の意義を語っていた。
|
<PR>
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
映画で学ぶ英会話4月18日 |
|
<PR>