横浜サクラスイミングスクール=鉄町=は4月15日、同スクール出身でリオデジャネイロ五輪に出場する藤森太将(ひろまさ)選手(ミキハウス・24)と五十嵐千尋選手(日本体育大学3年)、同スクール所属でパラリンピックに出場する成田真由美選手(45)らの壮行会を開催した。
ゆかりのメンバー集結
当日は藤森・五十嵐両選手のほか、日体大出身で現在はミキハウスに所属している松本弥生選手、小関也朱篤(やすひろ)選手、高橋美帆選手、清水咲子選手の五輪代表選手も登場。いずれの選手も冬場の朝は同スクールのプールを借り、午後は母校の日体大で練習を続けて五輪への切符を勝ち取ったメンバーだ。
選手たちと同大水泳部の藤森善弘コーチが入場すると、会場は同スクールに通う子どもたちの歓声に包まれた。
成田選手が子どもたちに「人間は夢や目標を持つとパワーが出る。今だからできることを精いっぱいやってほしい」とあいさつ。五十嵐選手も「このプールで泳いで、五輪選手まで成長できた。皆さんも頑張って」とエールを送った。子どもたちが花束を贈呈したほか、終了後はサインや記念撮影を行い、選手らは笑顔で応えていた。
200m平泳ぎ日本代表の小関選手は「大学1年から毎日のようにプールを使わせてもらっている。その積み重ねで今の自分がある。お礼を言う機会をもらえて光栄」と語っていた。
青葉区在住は2人
青葉区在住の藤森選手は200m個人メドレーで初めて五輪の日本代表に。田奈中学校在学中に同スクールへ通った藤森選手は、中学1年頃から記録が上がるにつれて五輪選手を目指すようになったという。「(地元で)これまで受けた恩を本番で返せるよう、いいタイムを残したい」と語る。
800mフリーリレーで五輪初出場を決めた五十嵐選手も区内在住で高校生まで同スクールで練習を積んできた。「小さい時からの基礎があったので、あきらめずに練習してこられた」と振り返る。リオでは「キック時の課題を修正し、記録更新を目指して上位に残りたい」と話す。
成田選手5度目の出場
一方、8年ぶり5回目のパラリンピック出場となる成田選手。通算金メダル15個を獲得している成田選手は、北京大会後に第一線を退いていたが、昨年に現役復帰。3月のパラリンピック派遣選手選考会で、50m自由形でリオ大会への出場を決めた。「今はチャレンジャーとして臨む気持ち。諦めず気持ちを持ち続けることがステップアップにつながっている」と語り、壮行会では「五輪・パラリンピックの選手たち皆でいい波を送って頑張っていきたい」と笑顔で健闘を誓っていた。
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