神奈川県神社庁横浜三支部連合による神事、抜穂(ぬいぼ)祭が9月29日に田奈町の水田で行われた。
抜穂祭は5月の田植祭で植えられた稲を収穫する神事で、五穀豊穣を祝い、三重県の伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)に奉納することを目的に約40年続く伝統行事だ。
神に奉納する稲を育てるための水田は「神饌田(しんせんでん)」と呼ばれ、当地を管理する神鳥前川神社(豊浦崇男宮司)の大世話人、松本瞳さん所有の水田を借り受けたもの。この地で神事を行うようになって今年で8年目になる。
当日は各神社の関係者ら25人が参列。斎主は横浜北支部の石川國樹(くにき)支部長(菊名神社)が務めた。祭壇の前で祝詞を奏上し、水田を祓い清めた後、たわわに実った稲を刈り取った。刈り取った稲は「懸税(かけちから)」と呼ばれ、10月15日に伊勢神宮へ直接奉納されるほか、収穫された200kgの新米は三支部の288神社に届けられる。
石川支部長は「五穀豊穣を感謝するとともに、伝統行事として続けていくことが大事」と話していた。
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