現在の青葉区荏田町で発生した米軍ジェット機墜落事故から39年が経ったことを受け、改めて平和について考えようと10月8日、「平和のつどい」が山内地区センターで開催された。主催は同実行委員会。
当日は青葉区をはじめとした近隣住民ら約120人が参加。地元のグループ「アンダンテ」によるオカリナ演奏の後、8月に広島県で開かれた原水爆禁止世界大会に出席した区民らによる報告が行われた。
その後、沖縄県東村高江で起きている米軍のヘリパッド移設工事について、馬奈木厳太郎弁護士が現地の現状などを講演。日本国憲法制定時に沖縄の代表者がいなかった事などを説明し、「今も民意が切り捨てられている」と訴えた。
最後に、元高校教諭の吉池俊子さんが「高校生と学んだ平和」と題して講演。「71年前、選挙権がなかった女性たちはどう思っていたのか」といった、生徒たちの純粋な疑問に刺激を受けたエピソードなどを絡め、平和を実現していくには「一人ひとりが、できることをできる範囲でしていくことが大切」と呼びかけた。
事務局長の塩野明夫さんは「来年で事故から40年。世間に忘れられないためにも私たちが動かないといけない」と話した。
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