青葉区内で振り込め詐欺が多数発生していることを受け、11月17日にたまプラーザ駅北口広場で撲滅キャンペーンが行われた。当日はリオパラリンピックの陸上女子400mで銅メダルを獲得した日本体育大学4年の辻沙絵選手が1日警察署長を務め、詐欺被害の撲滅をPRした=写真。
青葉区内では今年1月から17日までの間に振り込め詐欺が16件、1億2500万円の被害が出ている。キャンペーンは9月に5件、10月に3件発生したことで、詐欺撲滅を目指そうと青葉警察署が企画したもの。
キャンペーンには同署のほか、青葉区役所と青葉防犯協会、日本体育大学、青葉事業所防犯協会、青葉金融機関防犯連絡会、青葉遊技場組合事務局、青葉区歯科医師会などが協力。また、サギ撲滅PR大使を務める女性歌手ユニット「Eyes,with Yuuki」の歌や防犯応援大使を務めるコメディアン「世界事情」の漫談も一緒に行われた。
キャンペーンの冒頭、高橋幸治警察署長は区内で被害届を出していないケースが被害件数の4倍あると説明。振り込め詐欺のことを知っていても騙されてしまう状況にも言及し、家の電話には出ないで留守番電話にすることや、相手の話に息子の名前など情報を出さないこと、友人や家族など第三者に相談できるようにしておくことなどの対応策を話した。また、警察は秘密を厳守することにも触れ、警察に相談することも勧めていた。高橋署長は「電話でお金を要求する人は詐欺」と話し、対応策を自治会町内会など各所で広めてほしいと呼びかけていた。
「家族に連絡を」
1日警察署長を務めた辻さんは「1人でも多くの方が振り込め詐欺防止に向けて意識付けをできればと思う」と意気込みを語った。また、「私も家族や親せきに連絡を取って、振り込め詐欺が、どれだけ被害が多いことか、どれだけ身近なものか、伝えたい。皆さんも家族に連絡をしてほしい」とPRしていた。
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