青葉警察署などは年末の交通事故を防ごうと、12月9日に青葉台駅周辺で事故防止キャンペーンを実施した。区内では10月に2件、11月に2件の死亡事故が発生したこともあり、例年にも増して安全運転を呼び掛けている。
キャンペーンは11日から20日までの10日間行われた「年末の交通事故防止運動」に先駆けて実施されたもの。当日は同署のほか、青葉交通安全協会や青葉安全運転管理者会、地域交通安全活動推進委員など40人弱が参加した。
例年、年末は交通事故が増える傾向があることから、駅前で通行人やドライバーに安全運転や飲酒運転の根絶、シートベルトの徹底など声掛けやチラシを配布して訴えた。また、飲酒運転の根絶に関しては、飲食店にも協力を依頼。客に対し飲酒運転を絶対にさせないことや、飲酒をしないで同席者を送り届ける「ハンドルキーパー」運動を呼びかけてほしいと青葉台南商店会の飲食店に周知して回った。
死亡事故は5件
同署によると12月13日現在、区内で今年起きた死亡事故は5件。そのうち10月、11月は各2件、計4件と集中して発生している。また、亡くなった5人のうち3人が65歳以上で、高齢者の死亡事故が目立っている。事故の状況で見ると、高齢者が横断歩道ではない場所を渡ろうとして事故に遭ったケースが2件あった。
同署は見通しが悪くない場所で事故が発生していることを踏まえ、日頃から歩行者は明るい服装の着用や反射材を活用すること、乱横断をしないなど交通マナーを守ることが自分を守ることにつながると話す。一方、乗用車側にも早めのライト点灯や通常時からハイビームで視界を確保し、対向車がある時だけロービームにすることを呼びかける。
昨年に比べて死亡事故件数は4件減っているものの、発生件数や負傷者数は増加している。同署は「飲酒したら自動車、自転車の運転は絶対にだめ」と呼びかけ、「年末に油断をせず、安全運転で明るい新年を迎えてほしい」と話している。
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