日本体育大学(横浜・健志台キャンパス/青葉区鴨志田町)が1月2日、3日の第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に69年連続69回目の出場を果たす。前回大会直後に決めた目標は「3位以内」。1年間重ねた努力を胸に、チーム一丸となって目標達成を狙う。
ミーティングが鍵
前回は総合7位。前々回に総合15位となり、シード権を失ったことから考えれば飛躍と言えるが、個々の高い走力を考えれば「力を出せた結果」(渡邉正昭駅伝監督)。新チーム移行後、早々に目標を「3位以内」としたのも手応えを感じたためだ。
一昨年との違いはミーティングの多さ。週1度の実施で練習に取り組む姿勢と意識が変わったと渡邉監督は振り返る。一方、自主性の高さも現チームの特徴。小野木俊主将(4年)は「1人ひとりが強くなるため、『生活』『練習』『人間性』の見直しをずっと伝えてきた」と話す。練習だけではなく、日常生活の中で礼儀やルール順守なども意識してきた。今大会にエントリーする16人も記録会の結果などを元に選手自身が互いに信頼している人を選考したという=写真。
「全体としては力がある」
3位以内を達成するため、渡邉監督は「往路は3番目が見えるところ、4番目か5番目くらいでゴールしたい」と展開を描く。「全体としては力がある」と渡邉監督が評する中でも、キーとなるのはエースの小松巧弥選手(4年)。昨年10月の出雲駅伝では1区で区間賞、同11月の全日本大学駅伝ではエース区間2区で6位と結果を出した。小松選手は「自信になった」と話し、予定される往路では「1つでも前で次のランナーに襷を渡す」と意気込みを語る。
毎年、ドラマがある5区の山上りは辻野恭哉選手(3年)が有力。前回は本番を前に弱さを露呈し、大会3日前に交代。この1年、悔しさをバネに這い上がってきた。渡邉監督も「辻野は強い」と信頼を寄せる。
前回、復路で4位となった原動力が6区で区間新の快走を見せた秋山清仁選手(4年)。今回も6区を予定し、秋山選手は「(区間新を出した)前回以上の走りができる自信がある」と話すなど期待がかかる。
選手の練習と生活の場、青葉区。渡邉監督は「学生は皆さんに大変お世話になっている。走りで元気を与えられたら。着実に襷をつなぎ、3位以内を狙う」と力強く話している。
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