青葉区在住の古田忍さん=写真=が、「ふるたし乃歩(のぶ)」名義で文芸社から初の著作となる『はるかな空』(定価1296円)を昨年12月に出版した。
内容は古田さんの子どもで、生まれてすぐに亡くなった赤ちゃん=ヒカルちゃん=について書いたもの。妊娠後、赤ちゃんには重い心臓疾患があると診断された古田さん。産んでも長くは生きられないという事実を受け止めて出産し、喜びに包まれたのも一瞬。ヒカルちゃんはわずか14時間でその生涯を終えてしまう。妊娠から出産まで夫や病院関係者などのサポートを受けたことや、我が子が亡くなったことに対し、丈夫に産んであげられなかったと悩む日々。しかし、失意の中にあっても多くの人に支えられ、少しずつ前を向いて生きるようになった古田さんの体験をありのままに綴っている。
古田さんは「ヒカルが生きた証を残したいという思いが強くなったから」と説明し、自費出版に至った経緯を語る。また、「本を書くことでヒカルのことを振り返ることができた」と古田さんは話す。
本は書店で取り寄せができるほか、アマゾン等からも購入可能。古田さんは「同じような経験をした人や大切な人を失った経験のある人等、幅広い方に読んでもらいたい」と話している。
読者プレゼント
本紙の読者2人に抽選で『はるかな空』をプレゼント。応募はeメールで件名に「はるかな空」と明記の上、住所、氏名、年齢、電話、本紙の感想を記入し、【メール】aoba@townnews.co.jpへ。1月31日締切。個人情報は著作の発送のみに使用。
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