2020年の東京五輪・パラリンピックを契機に、日本文化の発信を目指す「beyond2020プログラム」のロゴマークに、横浜美術大学(鴨志田町・岡本信明学長)の菅原みこさん(3年)の作品が選ばれた。
これは政府が2020年以降を見据えて、日本文化の魅力を発信する事業や活動を認証し、統一感を持って日本全国を盛り上げていこうという取り組み。ロゴマークは伝統的な芸術をはじめ食文化や祭り、工芸品など、政府から認定を受けた事業で使用できるもので、「全国芸術系大学コンソーシアム」加入大学を対象に内閣府が公募。菅原さんの作品が39点の中から最優秀賞を受賞した。
菅原さんはビジュアルコミュニケーションデザインコース所属で公募等への出品は初めて。授業の課題で応募を決め、2カ月かけて制作した。「一目で『いい』取り組みだとわかるような、明るく前向きなイメージをどうシンボライズするかすごく迷った」と話す菅原さん。プログラムの認定キーワードである「国際化」「多様性」について考え、言葉が通じなくても伝わる「ジェスチャー」に着目したという。でき上がったロゴマークは「b」と、「いいね」や「グッド」を表す「サムズアップ」をかけ合せたデザイン。活発なイメージと日本の国旗も意識し、朱色を使ったのも特徴だ。
2月1日には同大で報告会を開催。菅原さんは受賞の喜びを語り「スポーツだけでなく、文化も世界に広めてほしい。前向きなメッセージを与えることができたら」と笑顔をみせた。岡本学長は「大変名誉で嬉しい。横浜の地から核になって盛り上げていこうという責任も感じる」と話した。
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