設置されたコールセンター
地域雇用促進を目指す、期間限定の「さくらコールセンター」が、桜台の家具店「ウッディハート」の一角にオープンしている。
在宅勤務など多様な働き方を目指す明日の（株）（村尾周三江代表）＝桜台＝が地元の協力を得て始めた事業。「よこはまグッドバランス賞」５年連続受賞など、女性の働きやすさの面で評価されている同社の村尾代表が、知人を介して自動車販売会社から受託したものだ。当初は都内での開設が想定されていたが「地元の雇用につなげたい」との思いから、ウッディハートの木村浩之店長の協力のもと、同店内での設置が実現した。
子ども連れの出勤も
現在、コールセンターには20代から40代の女性14人が勤務。３人体制で中古車査定などの受付業務にあたっている。青葉台近隣からの通勤者が多く10人ほどが子育て中の母親で、幼い子どもを連れて通う人も。経験者は少ないが互いに声をかけあい、相談しながら対応の工夫を重ね、平均１日１００件ほどの電話を処理している。全員が顔を合わせる機会がない分、情報交換ノートで連携を深めているという。
メンバーの唐澤理恵さん（37）は「子どもの送迎で通える場所なのでありがたい。みんなの意見がすぐシステム改善などに反映されるのでとてもやりがいを感じる」と笑顔だ。村尾代表は「育児中だと面接に行くのも難しいという話も聞く。生活と密着した、女性ならではの柔軟な働き方で活躍できる場をみんなで作っていきたい」と話している。
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