楽笑友の会の代表を務め、すすき野地域ケアプラザで寄席を行う

中村 康男さん

大場町在住 67歳

掲載号:2017年5月4日号

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笑ってもらう自信あり

 ○…青葉区を中心に落語や紙芝居などの演芸を行う楽笑(らくしょう)友の会の代表を務め、自身も「浮世亭寿八」の芸名を持っている。6月には新たにすすき野地域ケアプラザの寄席に出演。「地域の人に笑ってもらう自信がある。多くの人に来てほしい」と呼びかける。

 ○…川崎市川崎区生まれ。出入りしていた祖父母宅が三味線や琴の稽古場だった影響で「出囃子が体に染みついた」と振り返る少年時代だった。当時はテレビやラジオで落語が頻繁に流れる時代。自然とその面白さ、奥深さに夢中になり、中学入学後は迷わず落語愛好会へ。噺の情景が浮かぶように、間の置き方や言葉選びなど細部までこだわることが面白かったという。大学時代も落語熱はおさまらず、将来は噺家となることも考えたが、周りの勧めで大手証券会社に入社。「仕事内容もはっきりとは分からなかったけれど、早期に内定をくれたから」と笑う。

 ○…証券会社の営業マンとしての武器もやはり落語。世代の違う顧客と落語をきっかけに打ち解け、培ってきた話術も役に立った。金融のプロとして活躍の場を広げ、キャリアの後半には経営者として辣腕も振るった。「曲がったことが大嫌いで、がむしゃらにやってきた」という会社員時代だった。青葉区に住んで20年以上だが、地域に目を向けたのはキャリアがひと段落した後。改めて地域と関わりたいと思った時、やはり頭に浮かんだのは落語。好きなことを生かし、周囲を楽しませ、地域でもつながりができたら。それが会の発足に至った思いだ。

 ○…会のメンバーも20人に増え、落語だけではなくマジシャンや腹話術師など多士済々。小学校や地域ケアプラザなどで幅広く芸の披露を続けている。子どもへの落語指導や定期的なイベント開催などまだまだやりたいことも多いという。「定年後の時間を使い、笑いに溢れた日々を送りたい」。今日も落語の稽古に汗を流している。

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