左から青木君、馬場絃斗君・勇斗君、松野内君
横浜北部を拠点に活動する「神奈川中国武術協会」のメンバー４人が、４月に名古屋市で行われたＪＯＣジュニアオリンピックカップで上位入賞を果たした。
武術太極拳とは、太極拳や一般にカンフーと呼ばれる「長拳」などの中国武術を総称したもの。今大会には、地方ブロック大会を勝ち抜いた７歳から18歳までの選手が出場。年齢ごとに３部門に分かれ、28種目の中からそれぞれ技を競い合った。
同協会からは、青木一真君（あざみ野中２年）がジュニア太極拳１など３種目で１位の快挙を達成。また、馬場絃斗君（山内中１年）がジュニア太極拳２で２位、弟の馬場勇斗君（元石川小５年）が初級長拳で２位と初級短器械で６位に入賞。松野内稔史君（岸根高１年）が42式太極剣（つるぎ）Ｂで３位に入賞した。青木君は「今のベストを尽くせたが、集中力が落ちたのが改善点。運もよかった」と大会を振り返る。馬場絃斗君は「実力を出せたが、１位になりたかった。追いつくために技術を磨きたい」と力を込めた。
日本代表候補に選出
９月に韓国で行われるアジアジュニア武術選手権大会の日本代表候補選抜も兼ねた今大会。馬場勇斗君と松野内君は、６月の選抜合宿に召集されている。勇斗君は「動作がきれいなのが自分の持ち味。スピードや動きを止める瞬間など、もっと練習していきたい」と話した。松野内君は「今回、全国の厳しさを知った。速さだけではなくしなやかさも身に付け、日本代表になって世界でメダルを取りたい」と意気込みを語った。
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