荏田北在住の主婦、山本眞知子さん(80)によるエッセイ集『ビター・スウィート・メモリーズ』が5月15日、(株)文芸社から出版された。1970年代にドイツのデュッセルドルフで暮らした経験や日々の暮らしのなかで感じたこと、考えたことを赤裸々に綴った107編がまとめられている。
海外暮らしで外から日本を見てきた経験から文章に興味を持ち、55歳ごろから約20年間、エッセイ教室に通っていたという山本さん。19年前に初のエッセイ集『極楽とんぼの色めがね』を、その6年後に2冊目を出版した。3冊目の今回は、両作品の抜粋を含め、60代から書き溜めたものを収録。「恩師に言われた『自分の本を本棚に並べるなら3冊はほしいね』との言葉が、80歳を前に蘇り、集大成として書こうと思った」と話す。
エッセイの一部を紹介すると、大晦日の夜にドイツで体験した、自身の感動的な思い出等が書かれている。一方、CA(キャビンアテンダント)の娘の話を取り上げ、気持ちを「察する」サービスを相手に求めがちな日本人の傾向を批判するなど、辛口なものも。「ビターもあればスウィートもある思い出をイメージし、タイトルに選んだ」という。
同著は272頁で1500円(税別)。文芸社の提携店で販売中。詳細は山本さん【携帯電話】090・4941・0980。
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