チーズを取り扱うエキスパート、「フロマジェ」。6月11日にフランスのトゥール市で開催される「第3回世界最優秀フロマジェコンクール」に日本代表として、青葉区大場町に住む笹井純子さん(43)が出場する。
フロマジェとはチーズの豊富な知識に加え、チーズを実際に取り扱う技術を持ち合わせた専門職の名称。見た目が美しく食べやすい盛り付けや正確で美しいカットの技術など、様々な力が求められる。チーズの本場、フランスでは飲食店などで多くのフロマジェが活躍しており、同大会はフロマジェの技能を競う場として2013年から始まった。
第3回目となる今大会は、笹井さんを含む日本代表2人のほか、フランスやベルギーなど各国の代表が参加する。大会では、50種類のチーズを用い、設定された「錬金術とフロマジェ」というテーマから盛り付けを行うなど、4時間で5つの課題をこなさなくてはならない。「テーマとの適合性やオリジナリティなど様々な視点から評価される。しっかりと準備をして挑みたい」と笹井さんは意気込む。
見た目でも楽しめる
笹井さんは大学卒業後、会社員として食に関するイベント企画などに携わったことがきっかけで、チーズの知識を学び始めたという。加えて訪れた転機は夫の転勤。チーズ大国のベルギーに移り住み、美味しいだけでなく、盛り付け方によって、見た目でも人を楽しませることができるチーズの奥深い魅力に取りつかれたという。
帰国後も自らチーズ教室やセミナーを実施し、活躍の場を広げてきた。世界大会の日本代表選考会も兼ねて1月29日に行われた「第1回日本最優秀フロマジェ選手権大会」では、チーズのカット方法をシンプルにすることで、手に取りやすいように工夫。準優勝を果たし、世界大会に臨む。
「世界大会では日本代表の名に恥じないように、全力で臨みたい。優勝してチーズの魅力を多くの人に知ってもらいたい」と笹井さんは話している。
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