不登校の子らが通う寺家町のフリースクール「のむぎオープン・コミュニティ・スクール」の中学生3人が、横浜市から長野県上田市までの約300Kmを完歩した。
同校が長年にわたり行ってきた「300キロ平和行脚」で、今年は「自分探しの旅」もテーマに据えて行われた。「不登校など傷ついた子どもたちが旅で心を開放していく。人との出会いを通して自分の道を見つけるのが狙い」と、全行程を同行した樋口義博代表は語る。
「平和のバラ」たどり
同校の敷地では、40年前に米軍機墜落事故(現・荏田北)で亡くなった土志田和枝さんの父が作った品種「カズエ」などを育てている。コースは、この事故をきっかけに建てられた「愛の母子像」がある中区の港の見える丘公園からスタート。平和にちなんだバラを広める活動もしている樋口代表が「平和のバラ街道」と名付けた道のりを、約1カ月かけて歩いた。
今回の旅には、恩田嘉威君(13)と樋口幸介君(13)、水上建君(15)が参加。生徒たちは4月23日に出発。テント生活をしながら、東京都青梅市の「平和のバラ植樹の地」や日航機墜落事故の慰霊の園がある群馬県上野村などをたどり、最終地点の上田市にゴール。5月21日に横浜へと戻った。
2回目の参加となった樋口幸介君は「一人じゃなく、仲間がいたから楽しかった」と旅を振り返った。
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