交通事故を再現する「スケアードストレート」によって交通ルールやマナーを学ぶ交通安全教室が、5月29日、元石川高校のグラウンドで行われた。区や青葉警察署などで構成される青葉区交通安全対策協議会が主催で、区内で毎年行っており今年で4回目。
当日は、同校の生徒や麻生養護学校元石川分教室の児童・生徒、地域住民ら約1100人が参加した。今回の目的は、自転車走行時のルールやマナーを知ってもらうこと。「普段の生活の中にみられる自転車の事故」として、信号無視による車両との事故、スマホを使用した走行での歩行者との事故など、9つの事例をスタントマンが再現。参加者は目の前で事故が起こる様子に驚いていた。そのほかにも、青葉警察署員が、自転車の整備・点検、事故発生時の対処についての講話を行った。参加者からは「危険を実感することができた」、「自転車通学をしているので、学んだことを実践したい」との声が出ていた。
青葉区によると、区内で自転車マナーが問題になっていることから、今回自転車をテーマにしたという。実際に区民からは、スピードを出して歩道を走る自転車と、子どもや高齢者が接触しかけて危険だったという声も寄せられている。区の担当者は「原因のひとつに自転車は原則、車道の左側端を通行するというルールが知られていないことがある。引き続きルール遵守とマナー向上を呼びかけたい」と話している。
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