公益社団法人緑法人会は6月16日、五輪銅メダリストの元水泳選手、田中雅美さんを招き、青葉公会堂で講演会を開催した。
講演会は同日行われた第6回通常総会に合わせて開催されたもの。会員のほか、地域貢献の一環として一般区民にも開放された。
当日のテーマは「オリンピックで学んだ折れない心の作り方」。五輪に初出場したアトランタ大会のことや挫折した経験から立ち直り、銅メダルを獲得したシドニー大会のことなど、ユーモアを交えたエピソードに聴衆も真剣な様子で聞き入っていた。
田中さんは、アメリカ留学中に当時のコーチから「レース後、まず掲示板を見るのではなく、自分の心に100%できたかどうか聞きなさい」とアドバイスされたことが心に残っていると説明。以来、田中さんは「手を抜かずに毎日を重ねることが大事」と過ごしてきたという。
自身最後となるアテネ大会では、200m平泳ぎで3位と100分の5秒差で4位に。大人の手で言えば第1関節くらいのわずかな差だったというが、ゴールにタッチした瞬間、「一生懸命やった。満足した結果」だと思い、引退に至ったという。改めて田中さんは「自分自身の目標をあきらめずにチャレンジしてきた」と振り返り、挑戦することの意義を語っていた。
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