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青葉区版 公開:2017年6月22日 エリアトップへ

振り込め詐欺 急増受け、対策協議会発足 家族への注意喚起に注力

社会

公開:2017年6月22日

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息コール・娘メールのチラシ
息コール・娘メールのチラシ

 青葉警察署管内の振り込め詐欺急増を受け、同署や青葉防犯協会など関係団体は「青葉区振り込め詐欺対策協議会」を6月12日に発足。より一層の被害防止対策に乗り出した。

 神奈川県下で今年5月末までに発生し、被害届が出された振り込め詐欺は755件、被害額は約17億1700万円に上り、前年同期比で297件増加している。

 一方、青葉区内でも5月末時点で14件、約1億1100万円の被害が出ており、県内でも被害額は突出。昨年1年間の被害が16件、約1億2500万円だったことを考えると「危機的な状況」(同署担当者)だ。また、被害届が出ていないケースも相当数あるとみられ、実際の被害はさらに多いと推測されている。

 発生件数・被害額の増加を受け、同署では関係団体が一丸となり、迅速、効果的に防止対策を講じる必要があると判断。防犯協会や区役所、連合自治会町内会、企業など関連38団体で振り込め詐欺対策協議会の設立に至った。同協議会の会長には防犯協会会長で青葉区連合自治会長会会長の松澤孝郎氏が就任。6月12日に同署内で行われた発足式では会員団体が集まり、被害状況や犯罪傾向の共有と、広報活動の推進などに取り組むことが確認された。

息(むす)コール・娘(むす)メール

 区内の被害者データによると、被害者全体の8割以上が70歳以上で、女性が全体の7割以上を占める。

 この状況を受け、同協議会が推し進めたいのが、離れて暮らす両親に対して子ども世代が1日1回、電話やメールをする「息(むす)コール・娘(むす)メール」だ。日常的に子ども世代から連絡を取り、被害に遭わないように注意を促すとともに、詐欺電話がかかってきた際にも両親が相談しやすい環境を作っておくことが目的だ。

 被害者となる高齢者に注意を促すのではなく、家族にアプローチをするもので、県下でも先進的な取組。今後、区内の高齢者約3万世帯を対象に同署署員が訪問して注意を呼びかけるとともに「息コール・娘メール」のチラシを切手貼付済みの封筒と一緒に渡し、子ども世帯に送ってもらうという。

 松澤会長は「協議会の活動によって、地域住民の皆さんに振り込め詐欺の防止に意識を持ってもらい、1件でも被害を減少できれば」と話している。

あいさつする松澤会長
あいさつする松澤会長

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