もえぎ野中学校吹奏楽部が8月に行われた神奈川県吹奏楽コンクール(B部門)で金賞を獲得。9月16日に茨城県ひたちなか市で開催される東関東吹奏楽コンクールに出場する。目標は金賞と東日本大会への出場だ。
出場するのは30人以内の編成で演奏するB部門。県大会に出場した36校中、12校が県代表に選ばれた。東関東大会には、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県の県代表35校が出場する。東日本大会への出場は6校のみで狭き門だ。
同部は2014年に東日本大会に出場した経験がある。しかし、昨年は県大会への出場すら果たせない悔しさを味わっている。部長を務める竹内七海さん(3年・ファゴット)は「本番が間近に迫り、部員全員の気持ちがひとつになってきた。ここまできたら良い結果を残したい」と話した。
恋の模様を表現
同部の自由曲は「天満月(あまみつき)の夜に浮かぶオイサの恋」(樽屋雅徳作曲)。同曲は宿屋で働く女性と僧侶の叶わぬ恋の物語だ。冒頭は神秘的な月明かりの中の浮御堂を示すかのように静かに始まった後、明るいテンポで娘の恋心など表現する。イメージを膨らませるために曲の場面の絵を生徒が描き、話し合ったという。「様々な意見を言い合うことで、目指す音楽を部員で共有できた」と磯部莉々彩さん(3年・クラリネット)。
考えさせる指導
平日は朝7時に集合し、徹底的に練習に取り組んできた同部。顧問の池田真穂教諭は、「本当に真面目で真っ直ぐな部員たち。定期演奏会などコンクール以外にも取り組みながらも東日本大会出場を目標にしてきた。また、3年生は受験勉強と両立をしながら懸命に部活に励んできたと思う」と話した。
また、練習量だけでなく、練習方法にもこだわってきたという。生徒自身に考えてもらうよう、「どのように吹きたいのか」「どのような練習が良いか」などを生徒に問いかけ、徹底的に考えさせた。その結果、自らの力で改善点を見つけ出し、結果へと繋がった。
部員一同、明後日の本番に練習の成果をぶつける。
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