青葉区荏田西在住の飯田誠人(まこと)さん(20)が、10月2日から徳島県で行われるラフティング世界選手権のジュニア部門(23歳以下)で日本代表チーム「TAMA(タマ)」の一員として出場。日本初の同部門総合優勝を狙う。
ラフティングはラフトと呼ばれるゴムボートで激流を下るアウトドアスポーツ。世界大会は日本屈指の激流である吉野川の大歩危(おおぼけ)峡、小歩危(こぼけ)峡を舞台に2日から9日まで行われる。年齢別に4部門男女別、1チーム6人乗りで行われ、各国から約80チームが出場。短距離の「スプリント」や長距離の「ダウンリバー」など4種目があり、いかに早く正確に川を下れるかを競う。各種目の順位でポイントが与えられ、4種目合計点で総合順位が決まるが、どの種目もパドルを漕ぐ瞬発力や持久力に加え、川の流れを読む力やチームワークが試される競技だ。
一橋大チームが代表
荏田西小学校からサレジオ学院に進み、現在は一橋大学3年生の飯田さん。大学入学後から競技を始め、今では同大ラフティング部ストローム会の部長を務める。世界選手権に出場するTAMAは、飯田さんを含む同部員6人で構成するチーム。昨年10月に行われた日本代表選考会で他の大学チームを抑えて1位となり、飯田さんは初めて世界選手権の出場権を獲得した。
「チームスポーツとして、全員の力を合わせないといけないところがラフティングの魅力」と話す飯田さんだが、メンバーの田中涼太郎さん、益子拓也さん、藤井太佑さん、乙竹基さん、安積佑太さんは同学年でずっと練習を共にしてきた仲間。競技の要となるチームワークには自信を持つ。特に今回は国内開催という地の利もあり、現地で練習をこなすなど準備も万全だ。過去にジュニア部門で総合優勝した日本代表チームはなく、飯田さんにとっても引退前の集大成となる大会。「全種目1位と総合優勝を狙います」と話している。
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