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青葉区版 公開:2017年11月16日 エリアトップへ

ボランティア団体 高齢者の居場所作り20年 活動回数は850回超

社会

公開:2017年11月16日

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20周年を迎えあいさつする近藤代表(右奥)
20周年を迎えあいさつする近藤代表(右奥)

 高齢者の居場所づくりに取り組むボランティア団体「デイサービスはなみずき」が11月5日、設立20周年を迎えた。それを記念し活動場所のケベック・カリタス修道女会(あざみ野)で「20周年を祝う会」が開かれた。

 「はなみずき」は、介護保険に関係なく、虚弱や独居などで外出機会の少ない高齢者や、認知症などで様々な福祉サービスになじめない人などを対象に毎週水曜日に居場所づくりを行っている。時間は午前10時から午後3時まで。

 活動では「荒城の月」「朧月夜」など、唱歌や歌曲などを利用者が思いおもいに歌う時間や、簡単な手遊びの体操の時間などが設けられる。昼食での団らんや、簡単なゲームなどで利用者は楽しんでおり、月に1度は外部団体を招き歌声サロンやコンサートなどのイベントも実施、利用者から「毎日来たい」「泊まりたい」と言った声もよく聞かれるという。

 同団体の近藤恵理子代表=人物風土記で紹介=によると、はなみずきは1997年、青葉区が主催した「デイサービスを作ろう」というセミナーの受講者らによって設立された。当初は山内地区センターが活動場所だったが、「定期的に活動がしたい」という思いから、18年前に実施場所をあざみ野のケベック・カリタス修道女会に移転。これまでの実施回数は850回を超えているという。

 8日に行われた「20周年を祝う会」では、デイサービスの利用者やその家族など47人が集まり、合唱や茶話会などが開かれ、20周年を祝った。当日参加した利用者の男性は「最近この会があることを知った。今では毎週水曜日が楽しみ」と居場所があることを喜ぶ。近藤代表は「利用者だけでなく、その家族も自分の時間ができ、喜んでもらえている」と話す。

主婦が中核を担う

 現在、はなみずきの会員は18人で、うち60代から80代までの主婦が16人と、活動の中核を担う。デイサービス利用者は通常10人ほどで、会員が1対1で対応している。サービスの利用料は1回ごとに1200円。昼食の弁当代や、活動運営費に充てられている。近藤代表によると同様のサービスを行う団体は区内でほかに2つしかなく、「今後も高齢者の居場所づくりに励みたい」と語った。はなみずきに関する問い合わせは近藤代表【電話】044・945・3452へ。

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