奈良地域の医師・薬剤師が、奈良地域ケアプラザで地域住民を対象とした無料の在宅医療講演会を11月17日に開催した。
この講演会は同地域で内科・訪問診療を行う「サンメディカルクリニック青葉」の小口朝彦院長と、調剤薬局「こどもの国のくすり屋さん」の薬剤師・大島幸徳代表が3年前に始めたもの。「こどもの国地域勉強会」と題して年に1度実施しており、地域で安心して医療が受けられる環境づくりが目的だ。
今回はゲストとして緑協和病院の成川有一院長を招き、在宅医療と関係の深い「看取りについての色々な考え方」をメインテーマに行われた。
小口院長は「住み慣れた環境で最期まで生活できるよう手伝いをするのが訪問・在宅医療」だと説明。また、訪問診療で実際に看取りを行った事例なども紹介した。成川院長は、看取りの際に介護の問題が絡むことを説明。そこに繋がりがちな認知症の要因となる動脈硬化の防止方法などを解説した。
参加した1人住まいの80代の男性は「非常にためになった」と話していた。大島代表は「こうした勉強会を通じて、地域で顔が見える関係作りに励んでいければ」と話した。
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