災害時帰宅困難者受け入れ 森村学園が区と協定締結
協定書を手にする鷲巣研二副区長（左から２人目）と山本八郎常務理事（右から２人目）
緑区は今月23日、学校法人森村学園（志立託爾（したちたくじ）理事長）と「災害時における帰宅困難者等の支援に関する協定」を結び、同学園で締結式を実施した。
同協定の締結は、区が危機管理対策の一環として行ったもの。これにより今後、森村学園は、災害発生時に電車などの公共交通機関が停止し、駅周辺に帰宅困難者が発生した場合、可能な範囲で一時避難場所や一時宿泊場所を提供することとなる。区からの要請に基づき森村学園は、水道水やトイレ、災害に関して必要な情報提供などを行う。また、円滑な運用を目指し、日頃から互いに情報交換も行っていく。
東日本大震災が発生した今月11日、長津田駅周辺には約１８０人の帰宅困難者が発生した。長津田地区センター、市立長津田第二小学校、市立田奈中学校が受け入れたが、同学園でも初等部から高等部までの約３４０人が帰宅困難になったという。
鷲巣研二副区長は「今回の大地震では想定外の事態が多く発生していますが、少しでも市民の皆様の安心につながれば良いと考えています」と話した。また、森村学園山本常務理事は「中、高の体育館を一時避難場所として考えています。今後、できる限りの協力を行っていきたい」と話した。
緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
＜PR＞
