(株)鴨居自動車学校(齊藤孝雄社長)に今月11日、犯罪被害者支援を行う団体に売上金の一部を寄付する自動販売機が設置された。また、同自販機には災害発生時に被災者へ飲料を無料提供できる機能もつけられており、11日には設置を記念して式典が行われた。
自動販売機は、犯罪被害者等への支援活動を推進しているNPO法人神奈川被害者支援センターの呼び掛けで鴨居自動車学校に設置。台数は3台で、ダイドードリンコ(株)と日本ペプシコーラ販売(株)から提供された。今後は同自動車学校とメーカーが売上金などの中から2%を同センターへ寄付する。
同センターは、県からの補助金や個人団体の会費、寄付金によって運営。県・県警と共に犯罪被害者へ「無料法律相談」「臨床心理士等によるカウンセリング」「警察、裁判所等への付き添い」などの支援活動を推進している。近年では犯罪被害者の支援件数が増加傾向にあり、財政基盤の確立が課題となっている。同自動車学校などでは、今回の寄付で財政面を支援する。
災害時は無料で飲料提供
また、自販機には地震などの災害発生時に管理者が専用キーを差し込むことで飲料を無料で取り出せる機能も付けられている。同自動車学校は災害発生時、一時避難場所として指定されており帰宅困難者などへ開放される。被災者への救済支援も行われることになる。
齊藤社長は「地域社会に貢献したいと考え設置させて頂きました。今後もできる限り支援協力などを行っていきたい」と話している。
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