京セラエルコ株式会社(伊達洋司代表取締役社長)は都筑区から本社を中山に移転させ、5月から本格稼動させている。5階建ての新本社には従業員350人が勤務。中山周辺では「大企業が移転してきたことで、地元活性化につながれば」と期待をよせている。
同社は昭和39年10月設立、資本金4億円で従業員数は430人(平成21年4月1日現在)。京セラのグループ会社として、電子機器向けのコネクタ部品の研究開発、製造、販売を手掛けている。移転前は、都筑区にある京セラ横浜事業所内に本社を構えていたが、事業拡大により手狭となり今回の移転となった。
住所は中山町402番1、延床面積は約17,000平方メートル。鉄骨構造5階建てで屋上にはソーラーパネルが搭載されている。本社には総務などの本社機能のほか、営業、物流、生産技術センター、研究開発部門が入る。
県企業誘致施策に認定
同社は神奈川県企業誘致施策である『インベスト神奈川2ndステップ』を申請し、認定されている。今後、同社は、県から共同研究開発助成金、税制措置を受けることになり、県内中小企業、大学などとともに、製品共同開発研究拠点としての役割を担うことになる。
今回の移転を受け、地元商店街からは「飲食店などを含めて、積極的に中山周辺のお店を利用して頂き、地元活性化に繋がれば」と期待がよせられている。
同社担当者は「県内企業との連携をこれまで以上に図かっていきたい。地元の方々の採用なども積極的に行っていき、地域とともに成長できれば」と話している。
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