地域防災力の強化などに取り組んでいる市民団体「まちづくりネットワーク緑」が今月12日、『がんばれ日本 東日本大震災の現地レポート』を区役所で実施し50人以上が来場した。
同企画は、3月に発生した東日本大震災被災地の実態を知ってもらうことが目的。岩手県下閉伊郡山田町出身で同ネットワーク緑会員の佐々木義雄さん(青砥町在住)が講演。大震災発生後、2度に渡り故郷である現地を訪れた様子を紹介し、6・5mの防潮堤を乗り越えてくる津波の映像などを見ながら「海岸沿いは壊滅的な状態です」などと来場者へ説明した。
また、世界各地の大地震現場のほか、山田町付近の被害現場を調査した神奈川大学工学部教授の荏本孝久氏が地震や津波発生のメカニズムなどの説明と調査報告を行った。
会場を訪れていた村田美智子さんは「新聞やテレビのニュースではない生の話を聞きたくて参加しましたが、改めて津波被害の凄さを実感しました。大震災後は、自宅の非常用持ち出し品を再確認しました」と話した。佐々木さんは、「これからも復旧と復興を継続的に支援していきたい。今後も定期的に被災地へ足を運んで現地の方々と関わっていきたい」と話した。
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