“努緑の継承”県政報告【1】 学校防災とエネルギー問題について 神奈川県議会議員 やなぎした剛
東日本大震災では、いまだ多くの行方不明者を数え、多くの方が避難所生活を強いられている状態です。この現状から、神奈川県として「何ができるのか?」「何が必要なのか?」を考え、被災地の一日も早い復興に取り組んでいかなければなりません。
神奈川県議会は第2回定例会が7月14日に終了し、この会期中に”新人やなぎした剛”は4回の質問機会を頂きました。
私は今年度、『文教常任委員会』と『エネルギー政策調査特別委員会』に属しております。今回はこの委員会での質問を議会報告させて頂きます。
文教常任委員会
児童・生徒の安全、保護者の安心を第一に考え、学校防災への取り組みについて県教育委員会へ質問しました。今回の震災を教訓として、『学校防災マニュアルの作成指針』の見直し、児童・生徒の保護者への引き渡し方法や地域連携の必要性、備蓄食糧の問題、津波対策への取り組みなど、多くのポイントがあげられます。神奈川県は広域行政機関として各市町村の状況把握に努め、安全・安心のために、学校防災マニュアルが活かされるよう強く要望しました。
放射能対策についても、県として出来る限り、学校での放射線測定の定期的実施の実現について質問しました。
エネルギー政策調査特別委員会
知事が掲げる太陽光パネル、自然エネルギー問題について質問しました。知事は200万戸分の設置を発言しておりますが、実現に向けた根拠を問いただし、普及に向けた問題点などを質問しました。原発問題が議論される中、再生エネルギーへの注目は高まるばかりだと思いますが、国での法案の可決や電力の安定供給、初期コストの問題など、まだまだ一般家庭への普及にはいくつもの議論が必要であると思います。
国の方向性がはっきり見えてきません。神奈川県として、被災地への継続的取り組みと県民のためになる施策を行っていかなければなりません。そのためには、景気・雇用問題など、県としての財政基盤をしっかりと議論していく事が最も重要だと思います。
なお、詳しい質問要旨、答弁はHPに掲載予定です。
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