浜なし 例年並みの収穫量に ８月中旬から販売予定
現在幸水の実は60ミリ前後（今月16日撮影）
「よこはまブランド」として区内の小山町や北八朔町などで栽培されている浜なしが生産のピークを迎えている。
神奈川県農業技術センター横浜川崎事務所（三保町）の果樹担当者によると、昨年は春先に降った雹（ひょう）の影響で実の数はやや少なめだったが、今年は例年並みの収穫量が予想されるとのこと。「梅雨明けから暑い日が続いているので糖度が高くなるのではないか」と話している。
収穫時期は例年通りで「新水」が８月上旬、「幸水」が８月中旬、「豊水」が８月下旬の見込み。
小山町の「落合園」（落合清治さん）では、６月末までに実を間引く摘果作業を終え、現在はスプリンクラーなどで水をまく灌水の作業をしながら生育状況を見守っている。「春先に新芽の伸びが遅かったので生育に影響がでるか心配しましたが、ほぼ例年並みで順調です。今年も甘い梨になると思いますよ」と落合さんは話す。
”浜なし”は、横浜市内で栽培される梨の総称で、市内果樹生産者の統一ブランド名。主な品種は「新水」「幸水」「豊水」。スーパーや青果店には流通せず、主に各農家の庭先による直売や宅配が中心。区内では例年８月中旬から「北八朔農産物直売所」（【電話】０４５・９３２・３９１５）や「中山駅前直売所」（電話なし）でも販売される。
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