長津田駅南口エレベーターの設置工事が今月末から着工する。同工事は、横浜市が進める「長津田駅南口バリアフリー事業」で、平成22年度に設置が決まっていた。完成すれば、駅南北の完全バリアフリー化が実現することになる。
長津田駅はJR横浜線と東急田園都市線、こどもの国線の乗換駅として1日の乗客が約12万人を数える。駅舎の北側ではこどもの国線のある西口エレベーターおよび東急電鉄側の北口エスカレーターが設置されていたが、南口のバリアフリー化がなされていなかった。
エレベーター設置に関しては、以前から周辺住民らからの要望は多かった。長津田自治連合会は平成18年度に横浜市へ、また平成21年度には長津田自治連合会・長津田地区社会福祉協議会・長津田商店街協同組合の代表らが横浜市とJR東日本へ早期のエレベーター設置の要望書を提出。横浜市は、平成20年度から22年度にわたり、JR東日本との協議・調整を重ねてきた。予算は平成22年度の議会で可決成立していた。
エレベーターは、現在の南口階段の左側(駐車場側)約半分のスペースに設置される。定員11人(最大積載重量750kg)で、前後両側に扉が設置される。内部は幅1m、奥行き1・83mとなり、2階から通路を進むと各線の改札へ行くことができる。
”福祉のまち長津田”を掲げる長津田自治連合会の井上俊之助会長は「これまで設置を望む多くの声がありましたので嬉しいです。高齢者の方など、みなさんが喜んで下さると思う。完成後も、より住みやすい街づくりに注力していきたい」と期待を寄せている。
今後は、9月中旬から本格的な撤去工事に入り、10月からは基礎工事などを実施。完成は、来年3月中旬の予定となっている。
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