25日の緑区社会を明るくする運動で、作文を朗読する 米田 百合香さん 横浜市立山下小学校6年
地域のつながりで社会を明るく
○…昨年の夏休みに、犯罪や非行について書いた作文が、小学生の部では最高となる神奈川県推進委員会委員長賞に輝いた。「上手く書けた」とは思っていたが、担任から吉報を聞いた時は驚きを隠せなかった。昨年末には横浜みなとみらい地区で行われた授賞式に参加。今月25日の緑区社会を明るくする運動では朗読を披露する。
○…”社会を明るくするためには”と考えて頭に浮かんできたのは、以前テレビで見たことのあった落書き問題だった。そこには、犯人を探すのではなく、消し続けることで書かれにくい環境を作る取り組みが紹介されていた。「犯人はなぜ落書きをしてしまったんだろうと考えた時に、周りの環境に馴染めていなかったことが原因ではないかと感じました」。さらに、再犯率を調べ、予想を上回る約4割という事実にも衝撃を受けた。作文の中では、犯罪のない明るい社会にするために「挨拶を交わすなどの一人ひとりの努力で、地域がつながることが必要だと思う」という結論を導きだした。
○…3年生のころに母から勧められた本を読んでから、クリスマスプレゼントが本だったこともあるほど読書にはまる文学少女となった。「推理小説が好きで、クラスの友だちと交換したりします。本が好きなので文章を書くことも好きなんです」と笑顔を見せた。一方で、休日には家族とバドミントンなどで体を動かすほか、運動会ではリレーの代表選手に選ばれるなど活発な一面も合わせ持つ。
○…今回のコンテストで感じたことを忘れず「自分の子どもにも、犯罪を犯さないように、孤独な気持ちにさせないようにしたい」と、将来を思い描く。現在の夢はニュースキャスター。「今度朗読をするので、その経験を生かしてしっかり人前で話せるようになりたい」と話す。文武両道の少女が今後、将来の社会を明るくするための一役を担うことが期待される。
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