災害時の役割考える 平成23年度公園愛護会の集い
「災害時の公園の役割〜災害時の公園の利用をみんなで考えよう〜」をテーマに掲げた平成23年度緑区公園愛護会のつどいが7日、緑公会堂で実施され、約300人が来場した。ロビーとステージ前には、被災地の公園や区内愛護会による防災訓練の様子をまとめたパネルや防災グッズなどが展示された。
会の冒頭では、平成23年度の事業報告のほか、市防災計画をもとに「震災」と「公園の役割」について緑土木事務所職員が講話。災害時公園は地域防災拠点へ移る前の「いっとき避難場所」として位置付けられていることなどを紹介した。
また後半では、(株)公園マネジメント研究所経営顧問の糸谷正俊氏を講師に招き講演を実施。全国各地で行った調査結果を元に「普段からよく利用されてコミュニティーが取れている公園は、いざという時に役に立つ」と、地域とのつながりの重要性を訴えた。
当日会場を訪れていた鴨居在住の男性は、「昨年発生した東日本大震災を機に改めて震災時の公園のあり方を考えるようになりました。いざ、という時の対応方法を日頃から念頭におかなければならないと実感しています」と話した。
区内の公園愛護会は、自治会やその一部門である老人会・婦人部のほか、有志(個人・団体)で組織されており、125公園で127の団体が清掃活動などを行っている。
|
|
|
|
|
|