中山商店街協同組合(加藤龍昭理事長)が進める、中山を芝桜やあじさいなど花の名所にし、地域を活性化させる事業が横浜市商店街課題解決プラン支援事業に選定され、今月から始まった。その一環として、28・29日に、ほおずき市を初めて開催。年間を通して花に関するイベントを行い、集客を図る。
年間通した集客目指す
商店街周辺には近年、大型店が進出し、来街者が減少傾向にあった。毎年秋に開催している「中山まつり」は30回を数え、約10万人の人出があるものの、単発イベントということもあり、年間を通じた来街者獲得が課題となっていた。
これを受け、商店街では、周辺に存在する芝桜やあじさいなどの豊かな地域資源を活かした整備を行い、開花に合わせ、花まつりイベントを開催、年間を通した集客を目指す「花いっぱい、人いっぱい事業」を企画。地域住民や自治会、周辺学校などからボランティアとして植栽に参加してもらい、希薄となっている地域とのつながり強化を図ることなどが評価され支援プランに選定された。
北側には芝桜のじゅうたん
同事業の主な内容は【1】商店街周辺にある恩田川堤防とその周辺に芝桜のじゅうたんを敷く【2】中山駅から県立四季の森公園にある遊歩道にあじさいの群落をつくる【3】地域資源を活かしたイベントを年4回行うとしている。また、商店街にも芝桜やあじさい等のプランターを飾り付けし、花まつりを行う。
加藤理事長は「北側の芝桜、南側から続く四季の森公園へのあじさいプロムナードは徒歩5分で行けます。この事業を通じて、『花の街中山』を認知させ、年間を通じた来街者を増やすとともに、地域の絆をより強くし、活性化を図っていきたい。まずは、ほおずき市を初開催するので、多くの方に来て頂ければ」と話している。
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