横浜市衛生研究所はこのほど、緑区内でインフルエンザの流行を示す数値が1月14日から20日にかけての第3週で注意報レベルに達していることを発表した。区内の数値は市内の平均値を超えており、市担当者は「過去の傾向からみて、2月上旬にかけて警報レベルに達するのではないか」と予測し注意を呼び掛けている。
緑区内では、2012年12月17日から23日にかけてインフルエンザの流行を示す数値が1・67となり、流行期の目安となる1・00を超えた。その後は、4・33、2・40と推移してきたが、1月に入り7日から13日にかけては注意報レベルとなる10・00を超え、14日から20日にかけては23・00と急増した。これは市内の平均値22・42を上回る数値となっており、警報レベルとなる30に迫る勢いだ。
また、25日現在、区内2つの小学校で学年閉鎖も報告されており、例年流行が収まる3月までは感染予防に注意が必要となっている。感染患者の年齢層別では、免疫力の低い10歳未満の子どもが最も多く報告されており、中でも1から2歳、4から6歳が増加している。
A香港型が主流
全国的に流行しているウイルスはAH3亜型(A香港型)。市内で報告されているものも9割以上がA香港型で、全国と同様の傾向となっている。
緑区医師会では「インフルエンザは諸症状としてのどの痛みや急激な発熱を訴える人が多く、そのほかにも咳や頭痛、関節痛などがあげられます。このような症状が出たら早めの受診を心掛けてください」と話す。
また、区福祉保健課は「対策としては手洗いうがいのほか、外出を避け栄養と睡眠をしっかり取るなど規則正しい生活を送って下さい。また、予防接種は、流行期に入ってからでも遅くはありません。発症したとしても重症化を防ぎます」と話している。
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