缶・びん・ペットボトル・小さな金属類 33地区で収集日変更 市「順調に移行」
緑区の約半分にあたる33の地区で缶・びん・ペットボトル・小さな金属類の収集日が4月1日から変更されている。管理する資源循環局緑事務所は「地域の協力で大きなトラブルもなく、当初考えていたよりもスムーズに移行できている」としている。
変更となったエリアは台村町や寺山町などの33の地区。今回資源ごみの収集日が変更となったのは、横浜市が経費削減を目的に収集運搬業務を民間業者に委託したため。市内では2011年からの2年間で12区の民間委託が行われており、今年度から緑区のほか、港北、旭などの6区が変更したことで18区全ての移行が完了した。緑区の収集を担当するのは市の入札の結果、単年契約を結んだ(有)大興資源が行っている。
同局緑事務所では今回の変更を1月に連合町内会などに情報を伝えてきたほか、2月からは町内の回覧板や区広報紙、集積場に曜日変更を知らせる貼紙を張り出すなどの周知を行ってきた。
一方で、長津田みなみ台在住の男性から「突然収集日が変わっていて驚いた。理由を知りたい」との声が聞かれるなど、地域とのつながりが薄い単独世帯への周知が課題として残っているようだ。
高い意識が貢献
市が公表している昨年4月から12月までの「区ごとのごみ総量実績」によると、緑区は区民一人当たりの1日のごみ総量が636グラムと市内で3番目に少ない。使い捨て商品をなるべく買わない、リサイクル品を積極的に使うなど、緑区は「ごみの減量化」に対する意識が強いことを表しており、同局緑事務所は「住民のごみ処理への意識の高さが今回の変更をスムーズに進めた要因のひとつになっているのではないか」と分析している。
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