保存版敬老の日特集 人生を長く「自分らしく」生きるために 広がる「介護予防」の動き
9月16日は「敬老の日」。緑区内の高齢人口(65歳以上)の割合は年をおうごとに増え、100歳以上の人口は過去最高の43人となった。長い人生をできるだけ楽しみながら「自分らしく」生きるために何が出来るか――。高齢者をめぐる区内の動きを特集する。
高齢化 じわり
区内の100歳以上の人口はじわりと増え続け、2013年3月31日の段階で43人に達している。これは過去10年の記録の中で最も多く、10年前の10人から約4倍に増えた結果となる。今後も高齢化の波は全国的に増え続けると見られている。
「健康な状態できるだけ長く」
高齢化が進むにつれ、広がっているのが「介護予防」の取り組みだ。これは日頃の心がけやトレーニングで健康な状態をできるだけ長く保ち、介護などが必要でない高齢者を一人でも多く増やしていこうという考え方だ。具体的な対策については民間が行うものや行政が行うものなど様々。近年では、口腔内を健康に保つ歯科相談や体力維持などのプログラムに人気が集まっているという。
緑区では元気な高齢者を対象に介護予防や認知症予防の講座・教室を行っている。また、各地域ケアプラザでも介護予防体操や足指の体操など日常生活で行えるプログラムを紹介しているという。
「もの忘れ相談」も
また区は、認知症の兆候が見られる人や物忘れなどの不安がある人を対象に「もの忘れ相談」を行っている(費用は無料)。「もの忘れがひどくなってきた」「お金を取られると被害的になる」「ひとりで外出すると迷子になってしまう」「最近、気分がふさぐ」などの兆候が見られる人を対象に専門家が相談を受け付けるという。開催日時は10月11日、11月1日、12月13日。時間はいずれも午後1時半から4時半まで。会場は緑区役所1階1-2窓口※予約制のため前日までに高齢者支援担当(【電話】045・930・2311)まで申し込みが必要。
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