横浜市歴史博物館(都筑区中川中央1の18の1)で1月13日(月)まで企画展「市指定文化財の”はにわ”たち」が開催されている。12月7日から始まった短期の展示で、約100点の個性豊かな埴輪が公開され、連日、熱心なファンが足を運んでいる。
埴輪の展示は、市指定の文化財のうち、戸塚区の上矢部町富士山古墳出土埴輪と、緑区の北門(ぼっかど)1号噴出土埴輪の2件を一般公開するもの。これに合わせ、三保杉沢古墳(緑区)、綱島古墳、日吉矢上古墳(ともに港北区)の埴輪も関連遺物として展示している。
埴輪は、3世紀後半から7世紀後半までのいわゆる古墳時代、各地の権力者たちの墓『古墳』に並べられた素焼きの焼き物。上矢部町富士山古墳から出土した埴輪は、円筒、朝顔形、馬形、人物など種類が豊富なのが特徴で、1991年11月に市の文化財に指定された。一方、北門1号墳は円筒、人物、器財などの埴輪が多くみられ、2006年11月に市指定文化財となった。同館の平野卓治副館長は今展の見所について「常設展などに展示しているものもありますが、これだけの数を展示するのは非常に稀。実物をみて身近に感じてほしい」と話している。
また、奈良・平安時代にあった都筑郡(青葉区・都筑区・緑区など)を紹介する「古代都筑郡の考古学―北川谷遺跡群から『郷』を考える―」も同時開催中。
企画展のみ無料。開館は午前9時〜午後5時まで。期間内の休館日は、12月28日(土)〜1月4日(土)、6日(月)。(問)【電話】045・912・7777。
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